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公開 ・ 05.11
2025.05.09 (Fri)
救いようない悪役のスースク、まだ救える望みがある悪役のサンダーボルツ*と作り分けされてて良い(まぁ、どう足掻いても今のMCUにスースク2を超えることは無理だし) ヒーローが彼ら特有の痛みや悩みを抱えて、心を病む…と言った話は過去多くあれど、市井の人々と共有できそうな問題を抱え、メンタルヘルスを悪化させている作りなのは、とても観客に寄り添う姿勢な感じで良い。 今作で他者に寄り添い、支え合うことの重要性が語られる一方で、タスクマスターをあっさり退場させるキャラの扱いがとても不満で、終幕までノイズでモヤモヤしてしまったので、うーん…という感じ。 彼女は過去作で洗脳が解け、新たな人生のスタートを〜的なキャラクターなので、ストーリーも内面性も無限大まっさらなキャラクターを序盤で無かったことにするのは創作の放棄だとしか思えなくてガッカリ(監督曰く、いつ誰が死ぬか分からない緊張感のため…という理由を語っていたが、あまり腑に落ちず…むしろメインキャラのひとりが死んだらもう、これ以上なさそうだな〜感あるし、他キャラはこの先の作品のキャスト発表出てるから、そもそもそんな緊張感はないんよね…) 今作もテーマと逆行するようなムーブで大変に残念。 ここ最近のMCUは作り手は60点の作品を目指し、観る側も50なら駄作、65なら良作…みたいな空気感があって、なんだかな〜と。 かつてのヒーロー映画×ジャンル映画の奇跡的化学反応を期待するわけではないが、作り手にはもっと攻めの姿勢で作って欲しい。