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公開 ・ 05.09
2025.05.08 (Thu)
芥川賞にしてはだいぶ共感できる、読みやすい話だった。 でもなんか私の苦手な女を描きましたというしてやったり顔が見えるような気もして釈然としないような。弱さを武器に要領よく生きてる人間が、その心理がわからない、得体が知れない、怖い、という思いは今も昔も変わらないけど、もはや素直に羨ましいし、そういう人間をグロテスクだとは思わなくなったんだよな最近。 まったく理解できない他者、それと対極にあるような自分。どちらかを基準にするとどちらかがものすごく異常で逸脱しているのでなければ説明がつかないような気がしていたけど、たぶん両極含めてすべてただの凡百の人間。 あ、純文読むの向いてないのかももう笑 ご飯の部分はものすごく共感できたのよ。ただ食べるという行為だけをしたい、食べることにいちいち感動して、美味しさを共有して、みたいなのって疲れる。「1日3回毎日ちゃんとしたもの摂りこむ」、素晴らしいって思う頭の片隅で、宗教かよって冷めてる私もいる。