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公開 ・ 05.08
2025.05.06 (Tue)
ジャーナリスト志望のアンドレアは、キャリア形成の踏み台にとファッション雑誌 「ランウェイ」の編集部に面接に行く。運良く第二アシスタントとして採用されはしたが、ボスのミランダはとんでもない量の仕事と雑用を振ってきて、徐々にアンディの私生活までもが崩壊していく… Met Galaの影響で久しぶりに観た。 もう語り尽くされたと思うけれど、記録に残しておく。 ミランダがもし男性だったら悪魔と言われるどころか敏腕などと称賛されているのではないか、というアンディの指摘は鋭い。彼氏のネイトや作家のクリスチャンが服装に気を使うようになったアンディを度々揶揄するが、これもまた同一線上の話だと思う。 自分は親しい整備士の友人がおり、彼は職場が変わるたびにそのディーラーの車に乗り換えている。彼曰く、「日常的に現物を触らないと本質なんて分からない」 だそうだ。この姿勢は称賛されこそすれ、バカにされることは稀だろう。そしてやっていることはアンディと同じだと思う。(余談だが彼は整備士学校をトップで卒業した) 直接的な主張こそ控えめだが、女性がキャリアを積むこと、その道で一流をやることの厳しさを描いていると思う。(なのでミランダには同情心がある、絶対に近くにいてほしくないが) 自分にとっては初めて観た時から変わらずミランダよりもネイトがよっぽど憎い!彼は無邪気に性産業従事者を下に見る発言をするし、夢に向かって仕事に没頭するアンディを非難しかしない。繰り返しになるが、稼ぐ女性には敵しかいない!うおお!泣けてくる。 本当に邪魔しないでほしい。#period 終盤アンディが携帯を投げ入れる噴水、あれはコンコルド広場にあり、マリー・アントワネットがギロチンにかけられた場所で、まるでアンディが 「女王の首を切った」 ような比喩にも読める。彼女が自分の道を選ぶ象徴的な瞬間。 それにしても本当に洋服を見るのが楽しい作品。アンディはもちろん、エミリーやナイジェルの着こなしも見事。いくつか参考にしている。こんな感じのハイファッション服を観て楽しむ映画がまた出て欲しい。 ただ、コーンスープを食べる時に 「腿が太くなる…」 のセリフが毎回頭をかすめる。ナイジェルの呪い!