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公開 ・ 05.06
2025.05.04 (Sun)
3つの時代設定、3つのジャンル映画でレア・セドゥを堪能できるレア・セドゥ好きのための映画。ではあるのだが… 3つの時代を跨いで台詞や、人形というアイテム(存在論のメタファーかな?)が継承されてるのは面白いし、各時代でメロドラマ、ストーカーホラー、ディストピアSFな異種混合映画としてもそれなりに達成されてる気もする。2014年のヒリヒリ具合は特に良かった。 とは言え、正直この内容でこの上映時間は長過ぎる…中盤退屈を感じたし、癖強めな映像演出も正直、あまり意味を受け取れないというか、これいる?となった…デジタルグリッチも2-4画面演出とか無くても成り立つ気はする。 原作小説が既に難解なようではあるが、映画にアレンジするときも無理に小難しくしなくても…(割と人間性と存在論の話としてはよくあるアレだし、彼女が抱く「けもの」が何か?ついても引っ張り過ぎで、もうそれくらいでええよ?と2014年の章で感じた) 冒頭がグリーンバック上でレア・セドゥの演技から始まる映画の虚構性についてとか、エンドクレジットがQRコード読んで見てね。でサッと終幕する、観客にも鑑賞後の感情を排させてくるギミックは面白かったなと。 1910年でナンパ男から、不気味なインセル男にスイッチできるジョージ・マッケイの演技も素晴らしかった。