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公開 ・ 05.04
2025.05.03 (Sat)
全く新しい映画。カンヌで賞を取ったということで視聴。 監督初の長編作品だとか。カメラのアングル、カットが斬新で面白い。なぜここから撮ったのか、このカットは必要なのかと考えてみていたがのちの伏線につながったりともう一度見たくなる仕掛けがたくさんあった。 映画ではあまりないメンヘラ気質の女の子(カナ)が主人公であり、カナの心理的描写を映すシーンが多々見られる。序盤の序盤でカナが"普通"とは違いずれているシーンがあるが河合優実の視線、態度でよりそれが浮き彫りになっている。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ここからは色々な方の考察を読んだ後の感想 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 作品の中盤でカウンセリングを受けるカナが砂の上に一本の木を置くシーン(箱庭療法)があります。何かの伏線、何かを表しているんだろうなとは感じたが何かわからなかった。ある方がこれは父性を表しているのではないのかと書かれていて納得した。カナは母子家庭でしかも母親は中国にいる状態。頼れる大人がいないのだ。カナの精神的不安要素はここからきているのだろうか。 最後のハヤシと食事するシーンで向かい合って食事しているのはカナが自分自身と向き合い成長していることを表しているのだろう。