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公開 ・ 02.23
2025.02.23 (Sun)
野木亜紀子さんの描く脚本は、社会に警鐘を鳴らすような、実態を暴くような作品。これも例外では無いむしろ、これこそが野木亜紀子さんの真骨頂と言える。 女性にとって、男性の加害性(男性のみとは断定しないが)や性犯罪に怯え続ける毎日を送っている。女性という存在に生まれたというだけで、本来であれば感じる必要の無い恐怖、異性からの性的な視線に耐え続けなければならないことを。女性というだけで被る被害やハラスメント、その立場が未だどれだけ弱いかを連日流れる性犯罪のニュースやSNSを見て痛感している。 沖縄は、特に妊娠率が高い県だという認識がある。男性の圧力に屈するしかなく、訴えの声を出すことができない女性は沢山いる。沖縄だけでなく、日本或いは世界全体で。日本の性犯罪の罪は軽すぎる。あまりにも軽すぎる。被害にあった多くの女性の声は掻き消され、嘆声は未だ届かない。女性の人権は真の意味で平等にはなっていない。虐げられる女性がそこに存在することを視ることができない人間は、そんな人間を作り上げてしまう社会のままではいけない。